2〜3週間ごとの白髪染めが危険な理由/50代から始める白髪染め頻度の見直し

こんにちは。

福岡県宗像市、“白髪に悩むすべての女性へ”をコンセプトに完全予約制のプライベートヘアサロンnoor(ヌール)の平間(ヘイマ)です。

担当するのは1日に2~3人だけ。

マンツーマンで最初から最後まで平間が担当しますので言いにくいお悩みもお伝え頂ければと思います。

さて、今日は50〜60代の女性に特に多い「白髪染めの頻度」についてお話しします。

もしあなたが2〜3週間ごとに白髪染めをしているなら、この記事はきっとお役に立つはずです。

2〜3週間で白髪染めをされているお客様は実は意外と多いです。
ここに当てはまる方は“数ミリでも白髪が見えるのは耐えられない人”とも言えます。

・2〜3週間ペースで美容室にご来店される人

・美容室の周期は1ヶ月〜1ヶ月半だけどその間にセルフカラーをしている人

・セルフカラーで2〜3週間おきに染める人

などなど様々な人がいますね。

今回は“2〜3週間ペースで染める”というところに視点を置いてご説明したいと思います。


こういったお客様の場合、単純に365日を14日、または21日で割ると


2週間周期の場合・・・一年間に約26回
3週間周期の場合・・・一年間に約18回

年間通して18〜26回ものペースで白髪染めをしていることになります。

なんと!!

更に10年続けると180回〜260回!!

この数字を覚えておいてくださいね。

白髪染めと活性酸素

現在、多くの美容室で使われている白髪染めの主流はアルカリカラーです。

白髪染めが白髪を増やすかどうかはまず、アルカリカラーとは何⁈というところをお話ししなければなりません。

こちらの記事は染毛剤の種類について説明していますのでご興味のある方は読まれて下さい。↓↓

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私が以前働いていた美容室で担当させていただいていて髪を染めるお客様の実に9割以上がアルカリカラーでした。
残り1割以下はマニキュア。

現在はマニキュアのお客様はいらっしゃいませんので、ヘアカラーをする100%のお客様がアルカリカラーです。


おそらくヘナ専門店などではない限りアルカリカラーのお客様の占める割合が大部分を占めているのではないでしょうか。
それくらいメジャーなカラー剤です。

そのアルカリカラーには、必ず1剤と2剤が必要です。
そのうち、2剤である【オキシ(過酸化水素)】は、染料を発色させるために欠かせない成分であり、

実はこれが活性酸素の一種なのです。

『活性酸素』といえば、酸化糖化を引き起こすことで知られています。

酸化は細胞にダメージを与え、老化を促進させるだけでなく、シミやしわ、抜け毛などの原因になります。
一方、糖化はくすみや肌のハリ低下、髪のダメージを引き起こし、さらには老化全般を加速させる要因となります。

さらに、活性酸素は髪や髪色をつくる役割を担う幹細胞にもダメージを与えるため、

白髪の原因になり得ると考えられています。

これを理解した上で、

先程お伝えした2〜3週間に一度のヘアカラーがいかに髪と頭皮に負担をかけているかが分かりますね。
頻繁なヘアカラーは活性酸素の発生を助長してしまうのです。

更に白髪染めはとにかくしっかり染めることがその役割です。


なのでカラー剤は基本的に頭皮にベタ塗り、もしくは親切な美容室ではゼロテクと言って、

1番気になりやすい顔周りと頭頂部のTゾーンと呼ばれる部分は頭皮にしっかりベタ塗りしますが、

他は頭皮にベタベタつけずに数ミリあけて塗布する…という方法が一般的な染め方になります。


2〜3週間ペースで染められる方はむしろしっかり頭皮につけることを望まれますし、

数ミリしか生えていない根本のカラーを頭皮につけずに染めることがそもそも難しいのです。

こちらで3週間のリタッチ幅

2週間ペースの方なんてこのリタッチ幅がもっと狭いんです。

前回どころか前々回染めた既染部にもカラー剤がついて同じ部分に何度もカラー剤をつけることになる訳です。

白髪染めがゴワゴワする、ダメージしやすいというのはこのような白髪染めの周期や塗布の影響によるところもあるんですね。

普段、カラー以外の施術は特にしていないのに、髪がひどくきしんだり、見た目以上にもつれが多い状態になっている方は、頻繁に白髪染めをされているお客様に特によく見られる特徴です。

現時点では、「白髪染めが白髪を増やす」という直接的な因果関係は確認されていないようです。

ただし、直接的要因ではないにしても、白髪を隠すためのカラーリングが活性酸素の発生を促し、それが髪や頭皮にダメージを与えることで、エイジング毛やさらなる白髪を引き起こす要因を作り出している可能性はあるということですね。

目次

では、白髪染めを使わないカラーなら大丈夫なのか?


パラフェニレンジアミンと呼ばれるアレルギーを引き起こす可能性の高いジアミンは白髪染めに比べると圧倒的に少ないのですが、こちらもアルカリカラーですので活性酸素が発生します。

じゃあ、一緒じゃん!って思わないで下さいね。
説明していきます。

脱白髪染めは根本の白髪が生えてきた時、気になりづらくなるメリットがあります。


さすがに2〜3週間周期の方が6〜7週間周期へもっていくのは難しいかもしれませんが、せめて4週間周期のヘアカラーへ持っていけたら頭皮にも髪にも負担なくやっていけるかと思うのです。

2週間周期の場合・・・一年間に約26回
3週間周期の場合・・・一年間に約18回
4週間周期の場合・・・一年間に約13回


2〜3週間周期が180回〜260回でしたよね。
4週間周期のヘアカラーを10年間続けると130回

頭皮と髪への負担がこれだけ軽くなるということ。
この差は明らかではないでしょうか?

脱白髪染を始めてしばらくは今までと同じ周期でご来店頂いた方が良いのですが、

ある程度の時期を過ぎたらまずはいつも染めている周期から5日〜1週間伸ばしてみることをオススメします。


ここで大切なことは『人それぞれ気になるタイミングは違う』ということです。

白髪の量に関わらず、生えてきた1cmが気になる方もいれば、全く気にならない方もいます。

なので、
「一般的にどうなのか?!」より、
「自分自身がどのタイミングで気になるのか」

を基準に考えることが重要です。

これまでの周期が、実は「染めなければいけない」という思い込みだった可能性もあります。

脱白髪染めを始めたら一度、ぜひご自身のペースを見直してみてくださいね。


そうすることでカラーそのものの回数を減らすことができ、頭皮への負担も劇的に変わるはずです。


さて、白髪染めが白髪を増やしてしまう要因になり得るかもしれない原因をもうひとつお伝えします。

先ほどもお伝えした通り、アルカリカラーは活性酸素を発生させますので頭皮や髪の老化を早める可能性があります。


白髪染めに関しては染まっていない部分があってはならないのでとにかく白髪を塗りつぶしてしまう為に沢山の量をしっかり塗布します。


しかし、脱白髪染めに関しては頭皮にベタベタ塗る必要がありません。
根本から20レベルの明るさの白髪が生えてくるので

むしろ薬剤の塗布量を減らして、薄く染めた方が馴染みが良くなるからです。
その分頭皮への負担も減ります。


ここでも白髪染めを使わないメリットがありましたね!!

また、白髪染めをご自身でされる場合はとくにお気をつけ下さい。

更にカラー後は髪や頭皮にアルカリが残留します。

カラーリングの多くは、髪のキューティクルを開くためにアルカリ性の成分を使用します。


このアルカリ成分が髪に残留すると、髪のパサつきやダメージを引き起こしたり、色持ちが悪くなったり、頭皮に痒みや炎症を引き起こす原因となります。

そこで、アルカリ性の残留物を中和するために、カラー後にpH値を下げる製品を使用します。

弱酸性リンスや専用の「アシッドリンス」(カラー後のpHバランスを整える製品)が効果的です。

これは自宅で…というより、美容室で行うことが多いのですが、みなさんがご家庭で使うシャンプーにも残留物を取り除く効果のある成分が配合されているものがあります。活性酸素除去も可能です。

カラーのアルカリや活性酸素についてはnoorでは毎回除去する工程を標準で入れさせていただいております。とても重要なことなので興味がある方は読まれてください。

詳しくはコチラ↓

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さらに、家庭で使うシャンプーはnoorで取り扱いのある「アマトラメゾフォルテ」がその効果を持ち合わせています。

noorである程度取り除きますが多少の残留や取りきれなかったアルカリや活性酸素を毎日のシャンプーで取り除けばもう完璧ですね。

興味がある方は読まれてください。

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まとめ

「白髪染めが白髪を増やす」という直接的な因果関係は確認されていないが、カラー後は残留オキシ、活性酸素除去は必須‼︎

それによってカラーの色持ちやパーマの持続力に差が出てくる。


出来るだけカラーの周期を伸ばす。


美容室と自宅でのダブルケアがとーっても大事。

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