脱白髪染めとは?

1.脱白髪染めとは何か?

脱白髪染めとは単に白髪を染めるのをやめてグレイヘアに移行することではありません。

現在多くの方が白髪を隠すために「白髪染め」「マニキュア」「ヘナ」「和漢カラー」などを使用していると思いますが「脱白髪染め」はこれらのどれとも異なるアプローチです。

脱白髪染めの定義

脱白髪染めとは

従来の白髪染めのように白髪を完全に隠すのではなく

白髪と黒髪のコントラストを和らげながら

自然な髪色にするカラーリング技術のこと。

特徴と目的

・白髪をカバーするのではなく、なじませる。
・髪に負担をかけず、自然な仕上がりになる。
・伸びても境目が目立ちにくい。
・白髪を活かしたおしゃれな髪色を楽しめる。

写真を見せながら説明していきますね。

白髪染めをされている方は大体このような感じで白髪が生えてきます。

生えてきた根本と前回染めたカラーの境目がしっかり出てしまっています。
実はしっかり染めることがむしろ白髪を目立たせてしまうのです。

髪の明るさは1〜20レベルで規定されていますが、白髪は20レベルの一番明るい明度です。
一方で、白髪染めは5〜9レベルの明るさになるカラー剤。暗く染めれば染めるほど白髪が生えてきた時、根本と前回白髪染めをした既染部の境目にくっきりラインが出てしまい、余計に気になってしまいます。

一方で20レベルに限りなく近い明度のカラー剤で染めた場合はコントラストがつかず新しく生えてきた白髪が目立ちません。

どちらのお客様も白髪率90%を超えています。前回カラーしてちょうど1ヶ月。

同じ1ヶ月なのになぜか白髪染めの方が白髪が目立つ、これが白髪を暗く染め過ぎない方が良い理由なんです。

*同じ「脱白髪染め」でも美容師によって「提案」や「施術のやり方」は様々ですが、

ヌールでは「白髪染め」の薬剤は一切使いません。

実は2025年に世界初の「白髪にアプローチできる新しいカラー剤」が登場。

これにより、「脱白髪染め」はさらに進化しました!!

この新しいカラー剤は、白髪と黒髪のバランスを自然に馴染ませ、白髪を染めすぎずにおしゃれな色合いに仕上げることができます。パラフェニレンジアミン無配合、頭皮に対する刺激が激減、粘性が高く固めのクリームのため根元ギリギリまで塗布できる上、頭皮に付きにくいなど脱白髪染めをする上でのメリットが多いのが特徴です。

その為、髪や頭皮への負担が少なく美しい髪色を楽しめるようになります。

2.脱白髪染め、3つのステップ。

脱白髪染めを始めるにあたって、多くの方が感じる不安や疑問。

実は三つほど大きなハードルがあります。

白髪染めの履歴がある髪には“ブリーチによるハイライト”が必要
施術後〜約4週間は変化を感じやすい時期です
そもそもイメージが湧かない、明るくなるのが不安、私に似合うのか

白髪染めの履歴がある髪には“ブリーチによるハイライト”が必要

長年白髪染めを繰り返してきた髪は、どうしても“暗く沈んだ色”が蓄積されています。

そのままでは、白髪を活かすカラーの土台になりません。

そこで必要になるのが、ブリーチを使った「ハイライト」です。

「ブリーチってダメージがすごそう」

「派手になりそうで怖い」

「金髪になるんじゃないの?」

そんなイメージありますよね。実際、多くのお客様が最初はそうおっしゃいます。

でも安心して下さい。

ハイライトの目的は“白髪染め部分と生えてきた根元の白髪をぼかし、境目を馴染ませる”こと。

noorでは極細で必要最低限のハイライトしか入れないので、ダメージも最小限に抑えられます。

色が抜けて派手になることはありません。

施術後〜約4週間は変化を感じやすい時期です

日々のシャンプーでハイライトの色が少しずつ抜け、髪全体に明るさが出てきます。

この“変化”を不安と捉える方もいますが、これは良い兆し。

髪全体が明るくなることよりも、根本の白髪の気になり度合いの変化にきっと驚きますよ!!

そもそもイメージが湧かない、明るくなるのが不安、私に似合うのか

白髪の割合、ライフスタイル、ご希望を踏まえ、「1ヶ月後、1年後、どうなっていくのか」を写真を見せながらしっかりお伝えします。

ただ明るくするのではなく、“あなたに似合うかたち”でご提案します。

もし不安や疑問がある場合は気軽にお問い合わせ下さいね。

あるお客様の初回〜3回目までの脱白髪染めの仕上がりイメージをご紹介していきましょう。

脱白髪染めハイライト

初回before

after

脱白髪染めハイライト

二回目Before

after

リタッチカラーのみ

三回目Before

after

ご来店の度に変化が感じられますね。

(*仕上がりの明るさや色味、色の抜け具合は白髪の量によって個人差があります)

ここから先は1〜2年かけて通常のカラーをしていきながら白髪を育てていきます。

そして1〜2年経つと白髪染めの履歴がなくなり、白髪そのものを活かした透明感のあるヘアカラーを楽しめるようになります。

白髪率ごとの最終仕上がりイメージはこちら↓↓

白髪率10〜30%

白髪率40〜70%

白髪率70〜90%

白髪率100%

3.お客様のリアルな声

実際に白髪染めを卒業して1〜2年ほど経つお客様のお声をご紹介します。

Q. 脱白髪染め、実際やってみてどうでしたか?

A.
・白髪染めをやめたらシャンプーも何も変えていないのに、髪質が変わってびっくりした。
・白髪を隠すための帽子を被らなくなった。
・白髪が増えた方が綺麗な色が出るからもっと増やした方がいいと思うようになった。
・いつもなら白髪隠しのパウダーするんだけど今回はしなくても気にならなかった。
・知らない人に声をかけられて髪色を褒められた!しかも1日に2回も‼︎
・染めて1ヶ月経ってるのに「色いいね〜」って褒められるんよー。

これはリアルなお客様の声です。

皆さん、白髪に対する捉え方に変化が出てきています。

白髪が多い方ほど体感として感じていただけます。

そして最後に、

脱白髪染め、白髪ぼかし、白髪活かしハイライト…

結局は白髪そのものがなくなるわけでも、消えるわけでもありません。

年齢を重ねる中で感じる変化や悩みをどう受け入れて、どう自分らしく楽しむか。

つまり、髪の変化に対する心の在り方が何よりも大切です。

白髪を隠すのではなく活かしていくことで自分らしく前向きになれる。

そんなヘアデザインを一緒に見つけていきましょう。