こんにちは。
【白髪に悩むすべての女性へ】をコンセブトに福岡県宗像市にオープンした完全予約制のマンツーマンヘアサロンnoor(ヌール)の平間直子です。
白髪率に対して生えてきた時に新生部と既染部の境目の馴染みが良くなる適正な明度があるとお伝えしました。
こちらの記事↓↓

これは白髪率に対して適正な明るさにすることによってお客様自身がカラーして1ヶ月後生えてきた白髪が気になりづらくなるということに繋がるのが理由でしたね!!
さて、髪の色や明るさが自由に出来るお客様は良いのですが、お仕事をしている方の中には明るく出来ない方も少なからずいらっしゃいます。
また、暗めの明度を好むお客様もいらっしゃいます。
そのようなお客様に脱白髪染めは出来ないのか⁈
もちろん可能です。
ただし、先程お伝えしたように白髪率により馴染む明度はあるので、暗くなることで生えてきた白髪のラインがでやすくなることをご理解頂いた上で暗めの脱白髪染めは可能です。
お客様の例をご紹介しますね!!

こちらはお客様のご希望もあり、黒髪の部分はほとんど明るくならないように薬剤設定しています。
白髪率が20%ほどですので暗めでもそれなりに馴染みます。
先々、白髪がもっと増えてくると、黒髪(5レベル)と白髪(20レベル)のレベル差によりコントラストがつき過ぎてとても目立つので「いずれは少し明度を上げていく方が良いですよ。」という話はさせて頂いています。
もう一例見ていきましょう。
白髪率が40%以上超えるお客様は暗めに染める欠点が目立ちます。
下の写真を見てください。

白髪率に対して暗めに染めたことで生えてきた時に白髪と既染部の境目(左写真)がハッキリしてしまっていますね。
これでは白髪染めとあまり変わらなくなってしまいます。
ただ、こちらのお客様は明るくする事にとても抵抗があるということで境目が目立つことはご理解頂いた上で暗めで染めているということです。
「暗く染めるんだったら、白髪染めも脱白髪染めも一緒じゃないの?何が違うの?」…と、聞かれます。
実はこのようなパターンでも白髪染めを使わないのには理由があります。
白髪染めには、パラフェニレンジアミンというヘアカラー の染料として今のところ1番優れた成分なのですが、その一方でアレルギー反応を起こしてしまう可能性もある成分が多く含まれます。
そのリスクが減らせるメリット。
そして、白髪染めはブラウンの量がとても多い反面、脱白髪染めはブラウン量を少なく設定することによって出来る色味の幅がグンと変わるメリット。
更には透明感というメリット。
パッと見では分かりづらいメリットが沢山あるんですね!!
また、白髪染めは強いアルカリでキューティクルを開いてから濃い染料を入れるので、髪へのダメージが大きいと言えます。
一方で、暗めの脱白髪染めの場合は、かなり弱いアルカリで必要最低限のキューティクルしか開きませんのでダメージは圧倒的に低いです。
適度に明るい色にしたいというお客様はとても多いですが、暗い方が好き、明るくすることに抵抗がある…というお客様も一定数いらっしゃいます。
そのような方にも脱白髪染めは可能だという事ですね。