白髪の概念が変わる?.3

こんにちは。

【白髪に悩むすべての女性へ】をコンセプトに福岡県宗像市のオープンした完全予約制のマンツーマンヘアサロンnoor(ヌール)の平間直子です。

白髪染めにも色々種類があることが分かりましたので改めて、 脱白髪染めについて説明していきますね。

脱白髪染めとは何か?

白髪を白髪のまま染めない【グレイヘア】にすることではありません。

前回説明したマニキュア、ヘナ、和漢カラーなどを含め従来の白髪染めは使わずに染める新しいヘアカラーの方法です。



白髪染めはしっかり白髪を染めてくれるので、染めた1週間はとりあえず気になりませんよね!!

しかし、2週間、3週間後には根本から見え始め、ギリギリ我慢して1ヶ月後には美容室へ行かなきゃ…の繰り返しです。

下の写真を見てください。

生えてきた根本と前回染めたカラーの境目がしっかり出てしまっていますね。
白髪染めをされている方は大体こんな感じで白髪が生えてきます。白髪染め、あるあるです。

実はしっかり染め過ぎることがかえって、マイナスになっていたのです。

解説していきます。


髪の明るさは1〜20レベルで規定されていますが、白髪は20レベルの一番明るい明度です。

一方で、白髪染めは5〜9レベルの明るさになるカラー剤。

暗く染めれば染めるほど白髪が生えてきた時、根本と前回白髪染めをした既染部の境目にくっきりラインが出てしまい、余計に気になってしまうというわけです。

ここで大事なことは、
白髪が多いお客様ほど白髪を暗く染め過ぎないことが大事なんです!!

下の写真を見てください。こちらのお客様は脱白髪染めを始めて一年ほど経ちました。
白髪率90%を超えています。ほぼ白髪です。

前回カラーしてちょうど1ヶ月。新しく生えて来た白髪と前回したカラーの境目がぼやけているのか分かりますか?

20レベルに限りなく近い明度のカラー剤で染めた場合はコントラストがつかず、新しく生えてきた白髪が目立ちません。

比べてみましょう。

左が一年前(白髪染め)、右が現在(脱白髪染め)、同じお客様です。


そして、4週間ペースで来店されるのでどちらも前回来店より1ヶ月です。
こうして比べると違いは歴然ですね!!
同じ4週間なのになぜか白髪染めの方が白髪が目立ちませんか?
これが白髪を暗く染め過ぎない方が良い理由なんです。

目次

結論:白髪が多ければ多いほど、暗く染めたらダメ!!

・・・とは言っても、白髪染めはどうしても白髪に色が入りすぎる傾向があります。

どんなに明るさが欲しくてもいつも暗めになってしまうんですよね。

私もお客様から相談頂いた際、
「白髪染めは明るさの限界があるのでカラーチャートでよくある9レベルくらいまでしか明るく出来ない」とお伝えしていました。

(マニキュアやヘナにいたっては黒髪を明るくすることすら出来ません。白髪に色をいれるだけなのです。)

それ以上に明るさを求めるのであれば、
ハイライトを入れて少し明るさを出す…ことくらいしか出来なかったんですね。
それが、ここ数年で白髪に対する新しい技術が出てきて、更にはSNSの広がりも相まって色々な情報を目にすることが多くなりました。

逆に情報が多すぎて混乱するのではないか?!と感じてしまいます。

実際、美容師さんが使った薬剤提示がない限り、白髪染めなのかそうでないかの判断は仕上がり写真を見ただけではとても難しいです。

脱白髪染めはまだまだ新しい技術。

白髪染めを使わずに白髪を彩る方法を知らない美容師さんも沢山います。

だからこそ、お客様自身が知識として知っておくことも大切なんですよ。

一旦、整理しましょう。

白髪に対するアプローチ方法は大きく分けて3つ。

白髪に対して行う施術として大きく3つに分けられます。

  • 隠す
  • ボカす
  • 魅せる

隠す

その名の通り、白髪を染める為にほとんどの方が行なっている白髪染め、マニキュア、ヘナなど。

黒髪と白髪を一色にしっかり染める従来の染め方です。

明るくすることはほぼ不可能。

【ボカす

ハイライトなどを入れて白髪を目立たなくするカラー。

毛先の白髪染め履歴があるところはファッションカラーで色味を入れたりしますが、根本は従来の白髪染めを使用。

または白髪染めとファッションカラーのミックス。明るさを出したり髪に立体感を出す目的でハイライトを入れます。

下の写真のような感じです。

魅せる

根本から毛先まで白髪染めを使わず行うカラー施術。白髪を完全に染めてしまわず、白髪を活かしていく。

白髪率によりますが、白髪が多いと透明感抜群です。

染め上がり→黒髪と白髪に5レベルほどの明度差がつく事で白髪が天然のハイライトになります。

私の行う脱白髪染め施術は、まったく白髪染めを使わず、白髪の魅力を存分に発揮してくれる3つ目の魅せるためのヘアカラーになります。

白髪染めを使わないのなら、何を使うの??
と思いますよね。

実はファッションカラーを使っていくんです。
ファッションカラーは普通に染めると白髪に色は入りません。
配合や薬剤選定で白髪に色をのせていく技術になりますので美容師さんでも知識が必要です。

また、脱白髪染めというのは白髪をしっかり染め切る技術ではないことはご理解下さい。

ただし、白髪をしっかり染め過ぎないことによるメリット魅力がこの脱白髪染めの技術にはありますのでその部分に目を向けて頂きたいのです。 


脱白髪染めは
『オシャレに』
『周りから褒められる』
『カラーが楽しくなる』
『白髪をポジティブに捉えることが出来る』

要素が詰まっています。


年齢と共に色々なお悩みが増えてくる中で、
圧倒的に多い【白髪】に対するお悩みが少しでも軽減出来たら…

もし、今の白髪染めに満足していない…と思っているのであれば、興味を持って頂けたら幸いです。

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