カラー後の髪のダメージが気になる方へ/美容室で除去すべき残留薬剤の正体とは

福岡県宗像市にある完全予約制のプライベートヘアサロン、“noor(ヌール)”の平間です。

“白髪に悩むすべての女性へ”をコンセプトに1日2〜3名限定、お一人ずつ丁寧に施術を行っています。

今回は、ヘアカラーやパーマの施術後に髪や頭皮にのこる残留薬剤について、noorでの取り組みをお話ししたいと思います。



残留薬剤とは?

ヘアカラーでは、髪を染めるためにアルカリ剤や過酸化水素などの化学成分が使われます。

美容室でカラーやパーマをして薬剤を流した後も、
実は色んなものが髪や頭皮に留まってしまっていることをご存知ですか?

施術後にこれらの薬剤が完全に除去されない場合、髪や頭皮に残留し、以下のような影響を及ぼすことがあります。

• 髪や頭皮のダメージ
• 頭皮のかゆみやトラブル
• カラーの退色が早まる
• パサつきやゴワつきの原因に

特に、繰り返しヘアカラーをする方や敏感肌の方にとって、残留薬剤は注意すべきポイントです。
ではどんなものが良くないのか。

大きく3つあります。

①アルカリ剤

②過酸化水素水

③ジアミン

このアルカリ剤、過酸化水素水、ジアミンが髪や頭皮に残留することにより髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。

説明していきましょう。

アルカリ剤


カラーやパーマのお薬にはアルカリ剤が含まれています。
薬剤によってははアルカリ剤を使用しないものもありますが、基本的にはアルカリ剤を使用します。
そのアルカリ剤はシャンプーをしても取り除くことは出来ず髪や頭皮に残留します。
そしてそのまま放置しておくとダメージの原因にも繋がってしまいます。

過酸化水素水

過酸化水素水は薬剤の2液に含まれています。
なので、カラー、パーマ、縮毛矯正など1剤と2剤が必要な施術には必ず使われています。
アルカリ剤と同じように頭皮や髪に残ってしまうとダメージの原因になってしまいます。

ジアミン

ほとんどのアルカリカラー剤には含まれており、
アレルギーの原因になるジアミン。
肌が弱い方、アレルギー体質の方はこのジアミンが原因で、カラーが染みたり、痒みがでたりします。

カラーなどの薬剤を流す際にシャンプー台でカラー剤がついている状態で塗布し、馴染ませて流すだけです。

馴染ませている最中、このトリートメントに入っている成分の1つ【カタラーゼ】というものが、過酸化水素水を酸素と水に分解してくれるため、化学反応が起き、頭皮がポコポコと泡が弾けるような感覚があると思います。
この反応がお客様には1番実感して頂きやすいかとおもいますが、これをするかしないかでカラーのダメージが変わってきます。

noorでは薬剤を使うメニュー施術全てにこの工程を入れさせていただいています。

ヘアカラーやパーマ後の残留薬剤について、ご理解いただけましたでしょうか。

  • アルカリ剤・過酸化水素水・ジアミンが髪や頭皮に残留すること
  • 残留薬剤がダメージやトラブルの原因になること
  • 専用ケアで除去できること

髪や頭皮を守るのが私の仕事でもあると思っていますので、カラーやパーマをした後の髪や頭皮の為に必要不可欠なメニューですし、ヘアカラーやパーマを楽しみながらも、髪や頭皮の健康を守ることは、とても大切なことです。

今回お話しした残留薬剤(アルカリ剤・過酸化水素水・ジアミン)は、目に見えないものですが、髪や頭皮に確実に影響を与えています。

noorでは、すべての薬剤メニューで残留薬剤除去の工程を必ず行っております。

お客様に「ポコポコと泡が弾けるような感覚」を体験していただけるのも、化学反応によって薬剤がしっかりと除去されている証拠です。

あなたの大切な髪と頭皮を守ることが、私たち美容師の使命だと考えております。

髪や頭皮のことで気になることがございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。

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